はじめまして。としお@isakaisakと申します。
私は現在、サウナのあるゲストハウスLAMPにてヘルパーという形で働かせていただいています。
コチラの記事では、実際にサウナで働かせていただいたことを踏まえて、サウナで働くのってどんな感じ?といったことを紹介する記事になります。
まず、どんなサウナがあるのか
コチラの木の温もりが感じられるログハウスがゲストハウスLAMPのサウナ「The Sauna」。The Saunaは日本では珍しい薪ストーブでじんわり温まれるタイプのサウナ。外には長野の森林を眺めて外気浴したり、かけ流しの水風呂があったり、普段サウナに入る人もそうでない人も思わずグッとくるポイントがたくさんあるサウナなんです。
中に鎮座するは薪ストーブとサウナストーン。室内にはモニターや音楽はなく薄暗めなのですが、小窓から差し込む光が心地よく、耳を澄ますと小川の音や木々のせせらぎが。
また、季節や入る時間帯ごとに異なる自然の表情が堪能できるのがThe Saunaのいいところ。朝焼けの野尻湖を眺めた後のサウナも良し、夏はSAP・冬はスノーシューなどアクティビティでほど良く疲れた後のサウナで眺める景色も良し、夜に星空を眺めながら外気浴するのも良し。ほんと天国みたいなサウナなんです。
それで、具体的に何してるの?
それで、薪ストーブサウナのお仕事って何してるの?そんな内容を紹介させていただきます。
【早朝 火入れ】
まずは、薪ストーブが温まらないと始まりません。火入れの朝は早く、冬であればお客様をご案内するまでに3時間程かかります。
【朝の準備・掃除】
火入れと同時並行でお客様を迎える為の準備と掃除を進めます。樽の水風呂の水を抜き、ブラシで磨き、雪が降った日は雪かきを進めます。(野尻湖はわりと雪が降ります)そして、その日の天候や季節にあわせ、ととのい椅子をセッティングします。
【薪くべ】
お客様に気持ちよくなっていただく為に個人的に特に重要だと思ったのが薪くべ。当たり前ですが、薪ストーブでサウナをする以上、定期的に薪くべをすることが必要不可欠。ただ、くべれば良い訳ではなく、ここで薪が乾燥しきっていない・ストーブ内の空気が対流していないなど薪くべの際に不完全燃焼する原因を作ってしまうと温度が上がりきらない・サウナ室内が煙いなどサウナのコンディションを落としてしまいます。
地味な作業ですがとっても大事な作業。薪くべは火入れから夜のサウナ回まで続きます。
【ご案内】
サウナのセッティングが済んだらお客様を案内します。お客様が初めてのお客様なのか、サウナはどの程度入る方なのかヒヤリングもしながら
・安全に入っていただく為の案内
・より気持ちよく入っていただく為の案内 を行います。
The Saunaで働かせていただいて感じたのが、The Saunaの良さをより感じていただく為にもお客様とのよりよい交流は大切だということ。
必要な案内の他にも、最初の案内や薪くべの際にサウナーの方であれば、ご当地サウナの話に花が咲いたり、サウナ後のサ飯の話になったり
普段はあまりサウナに行かない方だと、「外気浴の際は汗をしっかり拭いていただけると気化熱で冷え込まず気持ちいいですよ」「この時期だとサウナ室で耳を澄ましていると鳥の鳴き声が聞こえるかも」などなどお客様や、その時間帯・季節に合わせより良い時間になるよう話をさせていただきます。
【サウナ室のセッティング】
The Saunaは予約制のサウナ。それぞれのコマの間の30分の時間があるので、そこで次の回のセッティングを行います。
マットを交換し、サーバーとロウリュの水を補充。薪と室温をチェックして薪くべ、外気浴スペースで滑りやすい、雪が落ちてきそうなど危なくなってないかチェックします。
他にも、諸々ありますが以上が大まかなサウナのお仕事の流れになります。
行っていること自体は掃除をして、薪をくべて、掃除をして、薪をくべて地味で地道な作業の連続かもしれません。
ただ、目の前のお客様はどういった方なのか、この時期の外気はどうなのか、天気・時間帯、The Saunaの周りの自然、これらの要素を踏まえて、目の前のお客様が「来てよかった。」「心地よい時間だった。」そう思っていただけるにはどのような案内・準備がよいだろうか。それを考えた時、サウナで働くのはとても刺激的です。
というか、目の前のお客様がととのっているのを見ていると、こちらもととのいそうになります。
サウナはつづく
働いてみて感じたことがもう一つ。今まで、お客さんの立場としてガンガン行っていたサウナ。立場を変えて提供者側に立ってみると
「あ、俺、サウナのこと全然知らなかったんだ...」
サウナのこと
薪ストーブのこと
サウナの周り自然のこと
自分全然知らないやん。となりました。
そんな時、参考にさせていただいたSaunology。科学的な側面からサウナを切り取っていて大変参考になりました。サウナーが読むと「なるほど!」があって楽しいですよ。
saunology.hatenablog.com
以上、野尻湖のほとりのサウナTheSaunaで働いてみた。でした。
皆さんも是非、The Saunaにととのいに来てください。
lamp-guesthouse.com