皆さん ヤッホーブルーイングって知ってますか?
ローソンでも並んでいる『よなよなエール』や『水曜日の猫』を始めとする数々のクラフトビールを造っている軽井沢にある会社です。
最近では、様々なメディアも取り上げられいるクラフトビール。
奇抜なパッケージのよなよなエールや水曜日の猫など目にする方も多いのではないでしょうか。
かく言う私も、「大好き!ヤッホーブルーイング!」な訳でお仕事頑張った日には帰りのスーパーにてよなよなエールを買って帰る訳ですが。
ある日聞いてしまったのですよ。
「ヤッホーブルーイングの工場見学がめちゃくちゃいいらしい・・・」
仕事で頑張った日も
友達と宅飲みをする日も
はたまた、落ち込んだ日にも
お世話になっているヤッホーブルーイング。
これは行くしかないでしょう...
そんな訳で
来ました!!!
ヤッホーブルーイング佐久醸造所。
こちらの記事では「めちゃくちゃいい」と噂のヤッホーブルーイング工場見学がどれほどのものなのかを個人的な感想を含みながら紹介していきます。
※工場見学の内容を大いに含みます。ネタバレ見たくないって方はここでストップを。
皆さん...
いきなりですが
ビールって何でできてるのでしょう?
水と麦と...何でしょう?
ズバリ、ビールの原料は水、麦芽、ホップ、酵母によってできています。
早速はじまった工場見学ですが工場に入る前に、そもそもビールって何だろう?
どうやって造られるの?
クラフトビールって?
そんな疑問への答えを受付と共に振舞われたウェルカムビールのよなよなエールを飲みながら聞くことができます。
しかも、実際に体験を交えながら!
ビールについて話を聞いていたらおもむろに配られるモルト達. . .
▼左からペールモルト、カラメルモルト、チョコレートモルト
麦芽を乾燥させる温度などによってモルトの種類も変わってきます。
ガイドさんが一言
「是非、食べてみて下さい」
口に入れて噛みしめてみます。
ペールモルトは麦の味がと言うのでしょうか。白米をよりタンパクにした味がします。
カラメルモルトは香ばしさが追加されて甘みも追加されて食べやすい感じ
チョコレートモルトは香ばしさMAX、コーヒー感がありました。
そして、これらのモルトを組み合わせることでビールの味や色あいが変わってくるそう(ほかにもモルトも種類は多数)
さらに、モルト噛んでいるとだんだん口の中に甘みが広がってきます。
実はこれ、モルトの中のデンプンを口の中の酵素「アミラーゼ」が分解することで糖が生成されているからなんですね。
そして、この現象はビール造りの「糖化」という現象と同じもの。ビールの場合だと麦芽の中のデンプンをアミラーゼが分解し糖が生成され、この糖を酵母が発酵にてアルコールと二酸化炭素にすることでビールは作られます。
文字で書くと難しい話のように見えますが
実際に麦芽を噛みながらだとイメージが湧きます。
他にもホップの香りを嗅いでみたり...
会場の横っちょに植えてあるホップを見てみたり
説明を受けていると事前の知識がない人でも
ビールが何によって、どんな風に造られているのかイメージが湧いてきます!!
私が参加した回はヤッホーブルーイングの『せるべぇ』さん、『はのちゃん』という方がガイドしてくださいました。ヤッホーブルーイングは年齢や期にかかわらずあだ名で呼び合うルールがあるそう。
そして、この二人、実はディズニーランドでキャストやってたんじゃないかってくらいのユーモアとわかりやすさでした。
ビールが何によってどんな風に造られているかわかったところで
いよいよ、二人に連れられ工場の中へ。
ドドン!
ドドン!!
いかにも、タンクや機械が並んでいて目の前でビールが作られています。
そこで、飲ませていただいたのが麦汁。
まだ、発酵していないので麦の甘みが感じられる麦ジュースといった感じ。
麦汁って?
発芽させた麦、麦芽を粉砕し温水を加えておかゆ状にして糖化したもの。麦のデンプンが糖に変わっているので甘いです。発酵してないのでアルコールは入ってないよ。
次に振舞われたのは...
あれ...同じ麦汁?
実はこちら、麦汁にホップを投入したもの
飲んでみると先ほどはなかった、ビール特有の苦みやスパイシーさがわかります。
そして、三杯目は...
お待ちかね。東京ブラック 搾りたてver。
今、目の前でタンクから注いでもらった東京ブラック。美味しくない訳がありません。
しかも、こちらの一杯はまだ濾過もされていないのでバリバリで酵母も生きているもの。まさに、工場でしか飲めない味になります。
東京ブラックって?
ヤッホーブルーイングが打ち出すポーターというスタイルの黒ビール。「本場イギリスで飲むような、新鮮なポーターを日本でも!」といった想いで造られたんだそう。
工場見学も終わり案内されたのがコチラ。
見学が終わったところで終わらないのがヤッホーブルーイングの凄いところ。
ヤッホーブルーイングの工場見学は最後にテイスティングがあるんです!
今回飲ませていただいたのは
①よなよなエール
②水曜日の猫
③インドの青鬼
④東京ブラック
⑤クラフトザウルス ブラックIPA
⑥ハレの日仙人 2017年ver
の6種類。
ガイドのせるべぇさん自ら注いでくださいます。
しかも、ただ味わうだけでなくわかりやすいスライドで
そのビールがどんなスタイル、特徴なのかを教えて下さいます。
スライドの説明とこれまで教えてもらったビールの造り方が交わって、より味わい深く感じられます。
そして、テイスティングのビールもそれぞれ異なるスタイルなので
自分の好きなスタイルを見つけられるのも嬉しい!
例えば、今回のテイスティングで振舞われた6種類だと
①よなよなエール → ペールエール(日本のラガーに比べ濃い味のスタイル)
②水曜日の猫 → ベルジャンホワイト(小麦のビール。スーパーフルーティ!!)
③インドの青鬼 → IPA(ホップ多めでパンチのある苦味が特徴的)
④東京ブラック → ポーター(黒ビール。コーヒーのようなビターさ)
⑤クラフトザウルス → ブラックIPA(黒ビールとIPAの融合)
⑥ハレの日仙人 → バーレイワイン(ワインのような芳醇さと重み)
スタイルって?
ビールの発酵方法、原料、製法、発祥の国によって分類されるビールの種類のこと。
例えば、日本のビールの多くのビールは「ピルスナー」という種類ですが、世界には100を超えるスタイルがあったり. . .
こんな風に様々なスタイルのビールをテイスティングできるのも魅力の一つ。スタイルごとに飲みやすさや味わいが本当に変わってくるので
あなたにとっての好みのスタイルがきっと見つかるはず。
▼スタイルについてもっと知りたいと思ったら
momoharu302c.hatenablog.com
実際、ヤッホーブルーイングの工場見学はどうなのか?
ざっくり言うと
①クラフトビールって何だろう?
②クラフトビール工場を見てみよう!
③お待ちかね。テイスティング
といった感じの三部構成で充実度120%な内容だった訳ですが、実際に参加してみてどうだったのか...
最高かよ。
の一言に尽きます。
ただ、あまりにもボキャ貧なので中でも最高だったポイントを3つに絞りました。
ヤッホーブルーイングの工場見学が最高な件。その1
→よくわからない人でも、ビール好きでも楽しめる
工場見学ではビールの造り方など専門的な話も教えてくださいますが、決して難しい話で置き去りにすることはありません。
時には手作りのPOPで、時には実際に飲ませていただいて
わかりやすく話をしてくださいます。
普段、ビール飲まないかも...って人が参加しても十分に楽しめるはずです。
印象的だったのが、ドライバーの人が目印につけるバッチを最後に好きなビールと交換してくれたり、
お酒が弱い人には途中、麦茶を持ってきてくださったりと
参加した全ての人が楽しんで欲しいというヤッホーブルーイングの心遣いが感じられる工場見学でした。
※ドライバーの方でも参加できますが、テイスティングや途中での試飲を含む内容の為、楽しむために電車やタクシーでの参加が推奨されています。
また、途中での脱線...ないし質問のやりとりも多くあるのでゴリゴリに知識がある人が参加しても絶対に楽しいはずです。
ヤッホーブルーイングの工場見学が最高な件。その2
→ここでしか味わえないがある。
無濾過、タンクから注ぎたての東京ブラック。
軽井沢でしか買えないクラフトザウルス。
もう買えないんじゃないかハレの日仙人。
等々 ここでしか味わえない体験があって「来て良かった!」と思える内容でした。特にヤッホーブルーイングが好きな人なら圧倒的感動できる体験が待っていますはず。
※今回、紹介しているのはあくまで私が参加した際の内容です。テイスティングや見学の内容は時期によって変わってくるかと思われます。
ヤッホーブルーイングの工場見学が最高な件。その3
→ビールがもっと楽しくなる。ビールがもっと好きになる。
工場見学を通してビールについて詳しくなり、テイスティングを通して様々なスタイルのビールを味わうことができます。
結果、ビールについての知識がついたり、自分の好きなスタイルの発見があったりと参加することでビールがより楽しくなります。
そしてそれだけでなく、ヤッホーブルーイングの方々がとっても素晴らしい人達だったのも印象的。
今回、ガイドしてくださったせるべぇさん、はのちゃんらヤッホーブルーイングの方々は皆さんユーモアとビール愛に溢れていました。
ヤッホーブルーイングの工場見学はこれだけの内容をヤッホーブルーイングの方々がしてくださるからこそのもの。
会社のミッションが「ビールに味を!人生に幸せを!」なのも納得の工場見学。
元々、ヤッホーブルーイングのビールは好きでしたが工場見学を通して益々ヤッホーブルーイングが好きになってしまいました。
そんな訳で
最高かよ。
な工場見学でした。
皆さんも軽井沢に行く際にはヤッホーブルーイングの工場見学を!
yonasato.com
▼近場でもクラフトビール楽しみたいと思ったら。
momoharu302c.hatenablog.com
※今回の記事の写真等は見学の際に許可をとった上での掲載になります。皆さんも楽しい工場見学を!