"ホイミ"という呪文をご存知であろうか?
MPを2〜3使ってHPを30〜40回復するド○クエに出てくる呪文である。
"ベホマ"とは何か?
MPをわりかし使って、1人のHPを全回復する呪文である。一言でいうとすんごいホイミ。
では、現代の日本において"ベホマ"を受けられる場所はご存知であろうか?
こちらである。
ズバリ。ごく普通の銭湯である。温泉ではない、銭湯である。
現代の"ベホマ"は銭湯で受けられることを説明させていただきたい。
そもそも、お風呂ってなんで気持ちがいいの?
キーワードは「自律神経」である。
自律神経には、活動を促す交換神経と、リラックス状態を作り出す副交感神経で成り立っています。そして、現代のストレス社会では、交換神経の優位時間が多いと言われています。
交感神経が優位の時間が長くなると筋肉や血管の縮小状態が続く傾向にあり、血流が解放されず全身の細胞や酸素の供給が滞りがちになります。
では、交感神経から副交感神経優位に切り替えるスイッチはどこにあるのか?
その1つが入浴になります。
一般的に42℃以上の湯船で人間は交感神経が優位に、42℃以下の湯船で副交感神経が優位になります。38〜40℃の湯船に15分ほど浸かることで副交感神経が優位に働き、筋肉、抹消血管の拡張が行われ酸素や栄養が体の隅々まで行き渡り、結果リフレッシュとなる。
他にも、入浴には温熱作用、静水圧作用、浮力作用、清浄作用、、、などなど多くの効果がありますが一言でいうと、副交感神経が優位になって、血管やらが拡張してリラックス。
これが、「お風呂が気持ちがいい」の正体である。*1
交互浴ってなんなのさ?
肝心の現代のベホマ "交互浴"の話をしていなかった。上で書いていることをまとめると38℃の湯船で15分間。これで副交感神経が優位になってリラックス!これでいいんじゃない。となるだろう。
ただ、これを超える回復方法がある . . .
それが "交互浴" なのである‼︎
交互浴とは文字通りサウナ(湯船)→水風呂(水シャワー)→休憩。これらを繰り返すことによる疲労回復法である。
温泉ソムリエ協会によると膝下にお湯につけること3分、水につけること1分。これを3~5回繰り返す。その上で、自分なりのバリエーションを持つこと。
水風呂が苦手な人にオススメなのは
銭湯にて、ぬるめの炭酸泉に浸かり体を温めて、汗をしっかり吹いてサウナへGO
→膝下〜ヘソ下まで水風呂(行けるとこまで大丈夫)
→小休止
これを3セット後、もう一度湯船で体を温めて水シャワーで〆。
これを行うと文字通り体が全回復します。ゆっくり、家で湯船で浸かるのがゆるやかに疲れが取れるのに対して交互浴はトリップ的に疲労が吹き飛びます。サウナ好きからは "ととのう" と呼ばれるそのトリップは多くの人を虜にするそうな。
ととのうって何なのさ?
もし、ここまで読んでいただいてそう思ったのであればコチラの記事を読んでみてほしい。ととのうって何だろう?そんなことを考えていたら、サウナの資格を取ったり、野尻湖に浸かったりしてみました。
momoharu302c.hatenablog.com
リンクが多くなってしまうが 自然の中で、もしくはフィンランドサウナに興味があるという方なら是非、野尻湖にあるゲストハウス ランプの「The Sauna」に行ってみて欲しい。
momoharu302c.hatenablog.com
最後に、漫画で "ととのう" を知るならサ道。サウナを愛する人にとってのバイブル。
それでは、皆さん良き交互浴ライフを!