最後に、緑茶を飲んだのはいつだろうか?私の場合は、年末に祖母の家で飲んだのが最後である。
コーヒーも紅茶も好きだし、何ならチャイやらフレーバーティーも飲むけれど、緑茶って自分からは飲まないよねって人多いんじゃないんだろうか。
私も、コーヒーも紅茶も好きだけれど緑茶は飲まない派の1人である。
ふと、思う。コーヒーや紅茶が好きなら緑茶も楽しめるのでは?
そんな訳で、緑茶の聖地、静岡に行ってみた。
緑茶といえば静岡だろう。
静岡は茶産地として気候が適しており、日本の40%の茶葉を生産している緑茶NO1な土地なんだそう。
そんなことを、何も知らない私に優しく教えてながら、緑茶を勧めてくださったのが
こちらのお店。『 chagama 』
静岡駅から徒歩15分ちょいのこのお店。
まず、とてもオシャレ。
圧倒的にオシャレ。
そんなオシャレさとは無縁の私は店に着いた際、セレクトショップのような外観からお茶の専門店だと気づかず通り過ぎていた。
自分みたいなのが入っていいのかとビビりながらも、入店して、とりあえず、並んでいるお茶を眺めてみる。
↑こんなのが並んでいる。
だが、ここで問題発生。
緑茶が沢山あるのはわかる。緑茶が沢山あるのはわかるのだが、何が何なのかはわからない。
そんな私に、「よかったら、どうぞ」と綺麗なスタッフのお姉さんが試飲用に淹れてくれた煎茶片手に声をかけてくれた。
私 「お茶ってどうやって、選んでいいかわからないですね」
スタッフさん(以下 ス )「そうですよねー。産地であったり、種類じゃなくて、名前で選んでみるのもいいと思いますよ。何か気になるものはありますか?」
私 「. . . この、さえみどりって名前美味しそうですね。」
ス 「そしたら、試飲してみましょう。淹れますね。」
そんなこんなで、
さえみどり、やまかい、こうしゅん
の3種類を試飲させてもらう。
飲み比べてみると茶葉によって甘みがあって飲みやすいもの苦味があるけれどクセになるものがあることがわかる。
スタッフさんと話しながら私の場合は甘みが特徴的なさえみどりが舌に合っていそうで、さえみどりの中でも静岡県島田市金谷のさえみどりが一番かもねということになり、島田市金谷のさえみどりを購入。
選択に幅があるというのは実に豊かだと思わないかい?
いきなりだが、chagamaでのスタッフさんとのやりとりで漫画『もやしもん』のワンシーンを思い出した。
上の言葉は簡易的につくることのできるかつおぶし「荒削り」と燻した後にカビをつけて発酵をさせる本格的な「枯節」どちらが良いか話すシーンのものである。
もやしもんでは、ある意味「本物」である枯節、一択が素晴らしいのではなく、状況によって選択肢を選ぶことができることが豊かであると語られている。
chagama で何故、もやしもんを思い出したのか?
chagama は他の専門店に比べて何が良いのか?
と問われた時に「本物」もしくは、「高級」という選択肢を持ちながらも、そういった一番良いものを勧めるのでなく、目の前の人に対して「ぴったり」を勧める姿勢があることだと私は思う。
フレーバーティーが好きな人ならレモングラスと煎茶を掛け合わせたフレーバーティーがある。
エスプレッソが好きな人なら緑茶でつくるエスプレッソもある。
そんな新しい試みをしながらも、来る人に対してぴったりの一杯を勧めてくれるchagama
もやしもんの言葉を借りるなら実に、豊かな店でした。
↓リンクはこちら
株式会社マルモ森商店 — chagama
. . .最後に、静岡のブルワリー aoi breweryにて
緑茶を使ったクラフトビール、OCHA ALEなるもの を見つけて
静岡のお茶愛ぱネェとなりました。